昨日のランチは一昨日の夜に生鮮売場のディスプレイを閉店後も黙々と仕上げていたスタッフ四人といっしょに摂った。あまりスタッフと仲良くしすぎてしまうと仕事がやりにくくなる場面も出てくるので(タイ人独特の『慣れ』が怖い)普段はいっしょには食事を摂らないようにしているのだけれど一昨日の晩は本当に頑張っていたのでごちそうしてあげたくなった。タイ人とのコミュニケーションの取り方に関してはまた改めて。
ご飯食べに行こうか?と言うと一同緊張の面持ち。何を食べたいか?と聞いてみても皆恥ずかしがって「อะไรก็ได้ค่ะ(アライコダイカァ/なんでもいいです)」「แล้วแต่คุณฮาราค่ะ(レオテークンハラーカァ/ハラさんのお好みで)」とすっとぼけたカラスかってくらいカァカァと言うばかり。うーむ。職場にはいくつかのタイ料理屋、洋食屋、日本食屋、フードコートなどがある。
いくつか候補を上げてみたが反応は芳しくない。普段スタッフたちは安くて気軽なフードコートの利用が多い。外に行くほどの時間は無い。ふと「# MK?」と聞いてみた。一同顔を見合わせて満面の笑み。タイ人は本当に# MKが好きだ。# MKとはタイでは一番大きいタイスキのチェーン店。タイスキは日本の鍋みたいな感じで元々はすき焼き由来とも言われている。今のスタイルを確立したのはもうひとつの有名タイスキチェーンを有するコカ。店の作りは日本のファミレスみたいな感じで電磁調理器がテーブルの真中にある。そこに鍋が置かれてスープが注がれる。後は野菜や海鮮、肉などを煮てナムチム(つけだれ)で食べる。このナムチムの味が各タイスキ店の特徴になっている。テーブルにつくとやおら賑やかになったスタッフたちは思い思いに好きな具材を注文していった。かしましい。
ニコニコとタイスキを食べながら例のごとく猫が鳴いたような声で話し続けるスタッフを見ながら、そうか俺はタイにいるのだなぁと改めて思った。