Fumi Day

Tuesday, 11

20200211_1

目覚まし鳴って5時50分、起床。いつもより早い。娘に声かけて準備。シャワーしてきてもおきてないので、くすぐったりしつつ。よろよろおきたので、シリアルとバナナで朝飯。俺もバナナ。シャワーして、着替えていつもより40分ほど早く娘を園へ。トンボ帰りして部屋でGrabを呼ぶも目的地が遠いためマッチングしない。仕方ないので、バイタクで駅へ向い近くまでBTSでいくことに。

40分ほど電車に揺られて到着。降りた階段前でバイタクを見つけたので交渉。いったことないから嫌だというので説きふせて100バーツで了解。15分ほど走って8時30分すぎ、なんとか到着。ここはバンコク郊外の女子刑務所。先週、裁判所にいったまま戻ってない元妻が収監されているらしく、話をしにきた。

受付でパスポート提出して申込書に諸々記入。受付のおっちゃん優しい。パスポートコピー必要だったが、気を効かせて無料でコピーしてくれた。それを元に、まずは元妻が本当に収監されているかどうかを確認してくれる。いる、との事。面会可能か聞いたら、可能ということでキューシートをくれた。206番。周りを見れば、かなりの人が待っている。ただ雰囲気は教習所とか役所の待合室のそれだ。待ってる人達の目つきが若干するどかったり、タトゥー率が高かったり、喫煙者率ばっかだったりするけど。

ここからはひたすら待つしかない。9時がすぎ、10時がすぎ。待つ人もどんどん増えて恐らく400人越え。アナウンスで自分の番号も含めて呼ばれた。聞くと収監されている人間に、お金を渡す手つづきを取れるらしい。タイの刑務所はお金あれば比較的楽にすごせるみたいだしね。受付のモニタに元妻の名前と顔写真が出る。罪を犯した時はまだ正式離婚前だったからか、結婚当時の名前になっている。この人で間違いない?と確認され、OKを出す。とりあえず2000バーツほどを渡すことにして手つづき。11時前にモニタに自分の番号が。今度は本番。面会所へ。受付でキューシートとパスポートを出すと、鍵を渡されるので、それでロッカーに鞄や携帯を入れて鍵をして中へ。建物の中へ入って4番ブースで元妻と対面。

透明のアクリル板で仕切られていて、双方に電話。よく映画やドラマで見るのと同じ。隣とも一応仕切りがあって会話はあまり聞こえない。目の前には受刑者として囚人服を着た元妻。なかなかレアな状況。受話器を上げる。最初は元妻は、なぜ俺がここにいるのかわからなかったのかにエラく驚き、そして俺が会いにきたことにかなり喜んではいたが、それもつかの間。俺が例の弁護士を紹介してくれた彼や、弁護士から諸々の本当の話を聞いてきた(=元妻の嘘を知っている)のがわかった時点で、かなり静かになった。とりあえずいろいろと話す。時間制なので制限時間がきた瞬間に電話の電源が落ちて一切会話は不可に。再び檻へ戻る元妻。こっちを見て力無く笑いながら手を振る。

結局の所、弁護士と話した内容と変わるところはない。保釈金を積めばとりあえずは釈放されるらしい。その額なんと20万バーツ也。まぁ今まですでに数百万バーツが彼女のために溶けてるから今更って感じではあるんだけど。。。弁護士とも話したが、現在は何度か審理がなされていて、18年の刑期が4年まで短かくなっている。今回保釈になってたとしても、最後(最高裁的なとこらしい)にもう一度審理が行われ、最終的に刑の執いか、無罪放免か、という状態。どっちになったとしても保釈金は戻ってくる。あくまでも積んでるだけのものなので。その次の審理がいつになるかはわからない。

元妻をこのまま放っといて収監状態にしていても、あいつの事だから恐らく何かしらの手段で金を作って保釈を目指すだろう。が、どう考えてもロクな金の作り方をするとは思えない。そもそも20万バーツなんてのをまた闇金的なとこで借りられでもしたら、返すこともできずに膨れあがって、無間借金地獄が関の山だろう。俺が保釈金を裁判所で積んでやれば、即日釈放とはなる。さて、どうするか。

正直、悩んでいる。娘はもちろん元妻を恋しがってはいる。帰ってくれば、喜ぶのは間違いない。元妻も9月に前の部屋へストーカーの様に現れてからは、それほどに問題ある行動はとっていない(小さいのは数えきれないぐらいあるけど)。あと、これまでついてた裁判関連の嘘などは今回の訪問時にで諸々俺に全てバレた。色んなことを帰りのBTS車内で揺られながら考える。一旦赦すと決めたのなら、とことん赦すべきなんじゃないか、とか。どうすっかなぁ。

考えつつ部屋に着く。時間は14時すぎ。そういえば、朝にバナナを一本食べてから何も口にしてなかった。水は飲んでたけど。それなりに緊張してたのか。結構アレな体験ではあった。冷蔵庫に保存した米を発見。夜の娘用の米は新しいのを炊いてやった方がいいので、これをやっつけることに(言い訳)。納豆買ってあったので、納豆ごはんで食べた。そのままベッドに横になりつつ考える。

16時30分頃、娘をむかえに園へ。もちろん俺が元妻に会ったのは知る由もない。「ぱぱ、きょうはやいねー!」と無邪気に喜ばれて少し胸が痛む。帰宅して早い時間なのでプールを提案してみるとノリ気なので、急いで着替えてプールへ。ざぶんと飛びこんでしばしいっしょに遊ぶ。1時間ほどで上がって、部屋に。シャワーして、俺は夕飯準備。肉団子、味噌汁、サラダ、ごはん。ふたりでもぐもぐ。食後はプリン。プールいったので、シャワーも終ってるし、のんびり遊ぶ。途中から計算遊び大会に。3たす2は?とか聞いて娘が答える。最初は指で、あとは先日取ってきたクリスタルのハート使ったり。気に入って何度も何度も。

21時すぎ、ベッドへ。22時15分、娘就寝。俺は全く眠気が来ず、考えつつビール飲んだり。2時すぎ、無理矢理就寝。

朝:バナナ

昼:納豆ごはん

夜:肉団子、味噌汁、サラダ