Saturday, 30 Jul
8時になっても娘はおきず。寝息も乱れている。おでこ触ってみると明らかに高い。うーむ。とりあえずおきるのを待つ。8時30分「パパー」と泣きながら起床。調子悪くなってる感じ。検温すると38.5℃。すでにかなり上がってる。
とりあえず何か食ってから薬飲ませるかと思ったけど食欲もないみたい。そりゃそうか。幸い喉の痛みなどはないみたいで熱だけ。咳や鼻水もない。一応家庭用の検査キットを使ってみたけど陰性。陽性だとしてもまだ出る時期じゃないかな。
水分補給させつつ眠らせる。普段の調子悪い時だと少々の熱でも普通に遊んでるんだが今回はさすがにグッタリな感じ。この状態は2019年にタイで入院したときと似てる。あの時はすぐに入院して点滴だったなぁ。元妻もまだ一応いたし。
今の日本だと入院なんてとんでもないだろうしそもそも診察すら危うい。とりあえずアセトアミノフェン系の薬とか経口保水液とかを急いで買いにいって娘と対峙することに。
時間とともにどんどんと辛そうになっていく娘。こうなると普段が元気というかうるさいぐらいなのでホントに痛々しく可哀想。抱っこを要求してくるので応えつつ宥めつつ。相当にキツいのか訳もなく泣きだしたりする。
昼飯も当然の如くスルー。「牛乳のんでみる」というのでパックのを渡すも少し飲んだとこで「はきそう」といって全部嘔吐。でも小さい頃と違うのはちゃんと自分でトイレまで走っていって嘔吐するとこ。というかまだその元気はある。
まだ例のヤツの疑いもあるしこのままだと俺も間違いなく伝染るだろうから体力つけとかないとマズいのでガッツリと肉野菜炒めつくって大盛りごはんにオン。かっこんで娘の元へと戻る。
経口保水液とかでだましだまし過す。「おかゆならたべられるかも」というので白がゆを作る。3口ほど食べたとこで嘔吐。固形物は無理っぽいな。そのまま寝かせる。
熱が相当に上がってるっぽく顔にも生気がない。とにかく水分を摂らせつつ様子見る。氷とZIPバッグで氷嚢作って首の後ろとかワキの下などのリンパに挟む。あっという間に溶けていく氷。熱は39.5℃まで上昇。目の焦点もちょっとヤバい。この時点で14時ぐらい。
かかりつけに連絡してみるも当然ながらパンクしているようで次の診察予約が取れるのは一番早くても火曜日の9時。町田市の救急系に連絡してみるも全て話し中で全く通じない。ふむ。
17時すぎ氷などを交換して部屋に戻ると娘が空を見つめながら口をパクパクしてぼーっと座っている。声をかけても反応が薄い。試しに名前を言わせてみると若干ロレツがおかしい。これはちょっとマズい感じ。手も少し痙攣ぽくなってる。状態としては熱せんもうな感じ。恐らく自分のを現況を全く把握できてない。
再度救急系に電話してみるも全く繋がらない。救急指定の町田市民病院に連絡してみると繋がったが小児救急はすでにパンク。重篤な状態の子供が多く受け入れ再開の目処も立たないとのこと。そんなトコに運びこんでも時間だけ取られるだけだろう。処置としては熱下げることとか生理食塩水の点滴が関の山か。救急車も一瞬頭をよぎるがそれは最終手段。娘を抱きしめつつしばし思案。
とりあえず一旦身体の熱を下げとかないと消耗しすぎるのでタイ式でやることに。服を脱がせて水をたっぷり含ませたタオルで各リンパ中心に拭いていく。これタイの病院で入院時熱がガーッと上がった時に看護師さんたちがやってた方法。最初見たときは熱あるときにそれするの!?と驚いたが拭いた後はあきらかに調子が戻るのを見ていた。
果たして。拭き終えて着替えてベッドに入ると顔色も反応も明らかにマシになった。受け答えもしっかしりてるし目の前に出した指の本数もしっかり応えられる。水を飲ませてまた様子見。19時ぐらいまでそのままうだうだとベッド。19時30分「牛乳のみたい」というので少し与えるも嘔吐。また経口保水液などでしのぐ。
21時ぐらいから手作り氷嚢を首のつけね(ぼんのくぼ)あたりに当ててやりながら見ていると疲れからかウトウトして眠った。会社に連絡して明日の休みを取る。事情を話すと鑑みてくれて有給扱いにしてくれた。ありがたい。そのまま氷を変えつつ0時ぐらいまで横で冷やす。1時ぐらいに寝息が落ち着いて体温が下がってきた。峠を越えたっぽい雰囲気。2時に検温すると38.1℃。かなり下がった。4時ぐらいまで様子見て寝息の乱れもなかったので俺も就寝。戦いは明日へ続く。
朝:コーヒー
昼:肉野菜炒め丼
夜:食わず