Fumi Day

Monday, 10 Jun

6時20分、娘起こす。今日は、ばーちゃんの布団と自分の布団を横断して寝てた。よくあんだけ動くもんだ。俺も子供の頃は、確かに動いてたかしらね。朝飯はシリアルなど。珍しくベーコンのおかわり要求がきた。へー。

月曜日なので荷物たくさん。ランドセルにはchromebook入ってるし、体操着、上履き、先週は給食当番だったので割烹着も。俺が小学生の頃なんて、上履きを毎週持って帰るなんてことなかったけどなぁ。もうドロで煮詰めたみたいな色になってたもんだけど。8時元気に登校。

送り出して、布団敷いてしばらく睡眠。なんか今日は眠りたかった。気温も低かったので快適。10時すぎに起床。片付けとか。洗濯はばーちゃんがしてくれてた。

冷凍のごはん無くなってたので炊飯セット。ついでに朝昼飯を作成。なんかダメになりそうなレタスがあったので、大量に刻んで解凍した米を皿に盛った上にどーん。ベーコンエッグ焼いて、更にどん。マヨとソース、マヨと醤油、半々でザザッと食う。相変わらずの大学生飯だな。

さてさて。今日の日記はちょっと長い。

少し前に友人が話題のライドシェアのドライバー登録をしたよ、という連絡をくれた。最近になって、他の友人らにも報告していた。なぜ、俺に連絡くれたかといえば、俺の仕事=ドライバーってのを知ってる数少ない友人だから。この日記では、ずっと仕事のことに関してはボヤかして書いてたんだけど、そろそろ限界というか、みんな薄々わかってるだろうし今後は普通に書こうかと思って。仕事での面白話も実はかなりあったんだけど、書いてなかったんよ。

まぁ、ドライバーといってもいろんな種類があるけれど、俺の選んだのは。

taxidriver

ロバート・デ・ニーロに憧れてたんだ!じゃなくて、昔からやってみたい職業のひとつだったの。バンコクから戻ってしばらくはあっちの仕事をリモートでやってたんだけど、いつまで経ってもバンコクへ戻る目処のたたない俺にシビれを切らしたボスから「そろそろおしまいねー」と言われてしまったわけで。まぁ当然っちゃぁ当然だし、よくあそこまでリモートで仕事させてくれたなぁ、と感謝しかなかった。

正確には2021年3月末にてバンコクの会社は退社。そこから6月まではアルバイト的にサポートはしてた。んで、4月はボーッと過ごして(ダメ)、5月にやっとこさの職探し。20年ぶりぐらいにハロワにもいってみたし、ネットでも見てみた。いくつか面接いったりもした。飲食仕事か、SE的なのかしらねぇ、とか考えてたんだけど、ふと「あ、そうだ!タクシーやってみるか?」と、思ったの。いくつか決めた理由があるんだけど、主には下記。

消極的理由

  • 過去の飲食とかタイでのキャリアは正直「無」と同然の扱い
  • 飲食仕事は、もう経営側じゃないとつまらん
  • SE仕事するには、実績も足らんし年齢もいきすぎ(前にちょっとだけやってた)
  • そもそも学歴低すぎで書類通らない
  • 学歴なくても良さそうな営業とかする元気すでに無い

積極的理由

  • 休みが多い=娘との時間多く取れる
  • 歳くってても大丈夫(俺でも若手扱い/ウチの最高齢は75歳とか)
  • 車の運転かなり好き
  • 自分の裁量のみで仕事できる
  • 空車のとき音楽聴き放題
  • 元々興味あった。

まぁ将来的には自動運転とか導入されるんだろうし、無くなっていく仕事なんだろうけどね。ワンチャン俺が仕事してる間ぐらいは保たないかなぁ。くだらない日記書いてお金もらえたらいいんだけど、そんなに読ませる文章書けるわけでもないのだよね。

で、最寄り(ここ重要)のタクシー会社に連絡してみたら、次の日に面接。その場で採用。正直なとこタクシー会社はどこも人手不足だし、手足がまともについてて日本語話せれば採用されるんじゃないかしらね。なんならウチの職場には東南アジア系がいますよ。元牛丼屋のアルバイト。漢字は微妙だけど、ちゃんと仕事できてる。チップめっちゃ貰う。そういえば俺が一番仲良しなの、こいつかもしれん。ちなみに最寄りが重要なのは、遠いと出勤だけで萎えちゃうから。満員電車とかもう無理ゲー。

ということで2021年5月に日記更新を中断してるのは、この期間に二種免許取得にいったりしてたわけです。んでもって、しばらくの間は仕事に慣れないといけなかったし、正直めちゃめちゃ疲れるので日記どころじゃなくて、しばらくお休みしてた。前にも書いた通り、仕事のシフトサイクルが特殊なので、身体が慣れるまでは大変だった。でも、人間て凄いんだけど慣れちゃうのよ、こんなシフトでも。今ではもう、かなり楽チンになってる自分がいるもの。

最初の三ヶ月は車から降りると地面がフワフワしてた。仕事の時は毎回22時間程度の乗務、最低でも250km、多いと400km近くを勤務時間内に走る。都内のドライバーとはまた違うと思うんだけど。都内は流しも多いだろうし、そもそも地理試験ていうめちゃ難しい試験通らないとドライバーになれない。俺のやってる地域では、そういう試験は特になし。会社で若干の研修はあった。

座学が三日間ぐらいだったかしら。で、教官との同乗研修が半日を2回。終わったら、さぁどうぞ!と、ひとりで放り出される。どこにいけ!とか、こういう風に仕事したらいいよ!みたいなアドバイスはゼロ。最初は「は?」って思ったよ。お客さんからしたら、新人とかわかんないしね(会社によっては外に表示したりしてるけど)。初めてお金もらったお客さんは、都内のキャバ嬢の朝帰りだった。8時前に町田駅西口のタクシー乗り場から、木曽森野都営団地まで。忘れもしない800円。「お釣りいいですー」ってもらったのを覚えてる。

最初はとにかく道覚えないと話にならんので、ひたすら走ってた。お客さん乗せたときも、あやまりながら教えてもらいつつ。んで、だんだんと同僚から情報得たり、自分でメモ取ったりしながら数字があがりそうな営業にしていく感じ。文字に書いたら簡単だけど、実際はなかなかにシビれた。

みんながタクシーに抱くイメージって、なんていうか社会の最下層というか底辺職だとは思う。3年やってみて、そのイメージは合ってもいるし、間違ってもいるって感じかしら。従業員は、正直かなりクセが強い人多いのは否めない。最初は面喰らった。喫煙率とかも異常に高いし、ギャンブラーも多い。社会不適合者の一歩手前っぽい人でもできちゃう感じ。自分も含めてね。その一方で、元大学教授、元バンドマン、元証券マン、元寿司職人、ゲイ、オナベ、みたいにかなりバラエティに富んだ人材も多い。共通してるのは「ひとりで仕事するのが好き」な人たちだってことぐらいかしら。出勤から退勤まで誰ともしゃべらなくても、普通に仕事できちゃう。

俺自身も元々ひとりで仕事するのが好きだという自覚あったんだけど、この仕事になってみて思っていた以上に好きだったんだと改めて感じた。んでもって、やればやっただけが給料になるってのも合ってる。まぁやっすいんだけどさ。とはいえ、ウチレベルの会社でも1000万クラスがいたりするから、やりかた次第ではある。

個人的には結構大変な仕事だとは思う。もうちっと給料あってもいいなぁとかは思ったり。なんつーか、介護職とか保育園職員に感じるのとかと同じ印象。キツい割に安い。とはいえ、正直なとこ誰でもできるから当たり前っちゃ当たり前なんだろうなぁ。

夜中に高速走ってる時とか、全く知らない土地へ向かってる時とかの高揚感とか楽しさは、タクシーならでは。金貰いながら遠くにいけるなんていうのは、普通に生活してるとなかなか無いし。この間、西葛西まで湾岸すっとばしていったのは(金額的にも)気持ちよかったなぁ。鎌倉観光に一日おばーちゃん乗っけていった時とか。

お客さんは本当にいろんな人がいるし、書きたい事は山ほどあるんだけど、まとまらんので今日はここまでにしとこうかしらね。この日記はコメント書けないから、リアクションわからんのがもどかしかったりするので、そのうちなつかしの一行掲示板的なのを導入しようかとも思い中。mmmのjunk.testみたいなのほしいなー。

あと2時間ほどしたら、娘のおむかえ。ごはん炊けてるので冷凍しましょ。娘帰宅したら宿題したりして夕飯だね。仕込みするかな。