Fumi Day

Sunday, 03

#202411

7時30分になってもすこすこと眠っているので、さすがに起こす。「おっはよー!」と元気。朝飯はサンドイッチをご所望。食パンの耳落として(この耳はばーちゃんがウォーキングにいった時、川のコイ達のエサになったりする)、レタス・トマト・ハムを挟んでマヨ。簡単だけど、これが好きみたい。俺は横でコーヒーなど。

娘に「今日どっかいく?」って聞いたら「いきたい!どこ?」っていうので「博物館いく?」「やったー!!」という会話。実は夏休みにいくはずだったんだけど、娘の体調が悪くなったりしてたんでいけずじまいだった。俺のアケコッコーと娘の休みが重なるのも珍しめなので、今日いっとくか!となった。

明けで寝てないから猛烈にダルいんだけど、こういう機会を逃しちゃうと次にいついけるかわかんないからね。朝飯食って着替えて9時には出ようかと相談。そしたら仕事携帯に通知。小田急が人身で止まってる区間があるみたい。マジか。見ると新百合丘~向ヶ丘遊園の区間がダメっぽい。

検討の結果、新百合ヶ丘までいって、そこから多摩線で小田急永山へ。京王線へ乗り換えて新宿へ、というルートにすることに。娘には長旅になるけどどうかしら。まずは徒歩で最寄りの鶴川まで。新百合ヶ丘までは立ったままで。乗り換えて多摩線に。二駅ぐらいで席がひとつ空いたので座らせた。小田急永山着いて乗り換え。

新宿行きの特急。運よくひとつ空いたから娘も座れた。昔だったら「あとどのくらい?」とか「つかれた」みたいに機嫌悪くなったりしてたけど、そういうのも一切なく。ニコニコとすごしてて、なんか成長したなぁと改めて感じたり。俺の携帯で動画観てたりもしたけど。

やっとこさで新宿着いて次は山手線。これはずっと立ちっぱなしだった。20分強を頑張って耐えた。えらい。ついに上野に到着。俺も電車でくるのなんて何十年ぶりかわからん。中田商店とかに行った以来かも。そんなことないか。動物園いったかなぁ。でも久しぶり。

西洋美術館が凄まじく混んでてなにごとかと思ったらモネ展みたいで。70分待ちとか。ふぇー。科学博物館も同じ感じかしら、とビビって到着したら普通に入れはしたけど、まぁもの凄い人の数。祝日の上野をナメてたわぁ。娘はそれでも楽しみな様子でニコニコと歩いてた。チケット事前にネット購入してたんだけど(子供は無料)、なんと文化の日で無料だよ!聞いてないよ、そんなの!ネットにも書いてなかったよ!一応、来年の5月まで使えるらしいのでまたくるか。

団体の外人さんたちも多数。娘も「がいじんさんたくさんいるねー」と興味津々。聞き慣れた懐しきタイ語もちらほらと聞こえてくる。あー、そうそう、これよなぁとか思ったり。展示はジックリと見ることはなかなかできなかったけど(混雑的に)、娘の第一希望である化石なんかは見れたのでよかった。そして思ったよりもあつ森内での動植物がたくさん展示されたたので、楽しそうだった。来てた小学生ぐらいの子達はやたらと固有名詞連発してて、みんなあつ森ユーザーなんだろうなぁとか思ったり。

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娘が構えているカメラは俺のGRD3。ここんとこ、これが好きで携帯ではなくてこれで写真を撮りたがる。博物館出たら動物園もハシゴするかー、とかいってたんだけど、あまりの混雑ぶりと空腹で切り上げることに。とりあえずアメ横ひやかして帰ろう。って、上野公園からアメ横に通じる坂もほぼ人で埋まってた。アメ横の中もなかなかエグい人出。

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お店もいろいろあったけど、結構観光地価格になってるとこも多いね。あのビルの地下にある変な食材売ってる一角でタイ系の調味料とか仕入れようかと思ってたんだけど諦めて。途中のゲームセンターで飽きるほどにクレーンゲームとガチャガチャ。プライズたんまりゲットして楽しそう。御徒町から山手線へ。

ホントはAnt’n Bee龍土町に行こうと思ってたんだけど、日曜は定休日であった。残念。んじゃ新宿出てTHE DUBLINERS、と思ったけどこっちは2022年末で閉業してた。あらら。でもどっちにしてもキルケニーはもう飲めないのか。しばらくいってなかったら、すっかり浦島太郎だわね。

調べたらよなよながビアバーしてるみたいなんで、そこを目指す。娘も空腹だろうに文句もいわずにちゃんと歩いててめちゃめちゃえらい。何食いたいかというと「唐揚とポテト!」といつも通りの大好きメニュー。それならどっちもビアバーにはある。

なんとか東口のよなよなに到着したら、となりの銀座ライオンの立て看板を見た娘が「あー!あった!唐揚!」とめざとく発見。あっちにもあるよー、というけど「こっちがいい!」というので入店。今日は娘に全フリの日なので希望は全部叶えましょう。思えばダブリナーズもサッポロ経営でしたな。地下へ潜って俺は琥珀エビス、娘はコーラで乾杯。唐揚、ポテトフライ、ジャーマンポテト、フィッシュアンドチップス。芋ばっか。娘はライスもペロリと平らげて満足。

てくてくと小田急線へ。娘に「ロマンスカー乗ってみる?」と聞くと「乗ってみたい!」と元気。調べると15分ほどで新百合ヶ丘に停まる号があるようなのでチケット購入してしばし待つ。ほどなくEXEαが2番線に到着。おそうじのおばちゃんが出てくるの待って乗車。久しぶりに乗ったけど、ゆったりしてて楽だわ。往路の苦労が嘘みたい。

20分も乗ってたらあっという間に新百合ヶ丘に到着。準急に乗り換えて最寄りへ。駅前の31でアイス食って、駅ビルの本屋で好きな本買って、さらに駅前の100円ショップで好きなもん買ってタクシーにて帰宅。楽しめてたみたいで何より。家に着いた瞬間に「やっぱ家が一番落ち着くねー」とかいってて笑った。

その後はダラダラとすごす。俺は眠気マックスでうたた寝とか。明日もふたりとも休みなので楽ちん。夕飯は昼が遅かったのもあって、娘はおにぎりとソーセージとかの弁当みたいなメニュー。俺はビール一本。そのまま飲もうと思ってたんだけど、もう眠くてダメ。娘は22時すぎに就寝。

携帯確認してたら、闘病中であった友人の訃報。眠気はふっとんだ。ある程度の情報が前段階としてあったので気持ちは強めに持っていたんだけれど、実際にその報に触れてしまったら、かなりのショックで携帯を握る手が普通に震えた。夫婦でソンタナ時代にも店に何度か来てくれてたり、バンコク時代にも旅行に夫婦できてていっしょに飯食ったり。子供できてからは、お互いの子供のことをLINEでちょこちょこ話したり。いつも連絡を取るわけじゃないけど、なんとなく同士的な感じがちょっとしてたので、本当にショックで悲しかった。

経堂時代に大変世話になっていた方も最近亡くなったのだけれど、俺はどうにも訃報に弱く、すぐにその雰囲気に同調して落ちてしまうところがあるので、不義理だとは重々承知していながらも、通夜とか葬式の類にはほぼ出席しない。実の父親の死に目にも合わず、通夜にもいかなかった(それもどうかと思うが)。今回のことも、かなりきてる。もちろんやりすごす術は身につけてはいるけれど、それにしても悲しい報せであった。ダンナさんも友人であり、息子さんもいる。彼らの悲しみははかり知れないけれど、どうか穏やかな日々が早く訪れてほしいと切に願う。

ビール好きだった彼女を思い献杯しつつ、今日一日ずっと娘とすごした時間を反芻して、これからどうなっていくんだろうか、といろんな事を考える夜になった。